私が発展途上国の支援というものを意識したのは
中学校1年生の時に見た アフリカの子ども達を特集した番組がきっかけでした。
そこでは食べるものがなく、飢餓で苦しんだり、死んでしまう子供たちの姿が映されていました。
とても衝撃で、ショックな映像でした。
私は日本に生まれ、こんなにも食べ物にあふれているのに
なぜ他の国では飢餓で苦しんでしまう人がいるんだろう・・
私は恵まれているんだから、いつか、何かしら
こういった人たちの助けとなることがしたい・・!
子どもながらに純粋にそう思ったのが最初です。
その後短大卒業後に
青年海外協力隊としてモルディブ共和国に赴任しました。
モルディブでは現地の子ども達に体育と音楽を指導しました。
モルディブの言葉で一緒におしゃべりをして
食べて、遊んで、共に貴重な2年間を過ごさせて頂きました。
生活でも、活動面でも私の方が教わることが多かったです。
隊員中に自分の力不足を感じた私は、
再度海外に行くことを目標におき、
地元の奄美大島で保育園や小学校、教育委員会で勤務しながら
保育士、小学校免許を取得しました。
そしてインドのニューデリー日本人学校に赴任しました。
インドでは道端で産まれ、生き、死んでいく、そういう人たちを
たくさん見てきました。
コルカタのマザーの家でのボラティアにも参加させて頂きました。
インドでは体調を崩したこともきっかけに、心身の健康の大切さを身に染みて実感。
ずっと続けていたヨガをさらに本格的に学び始めました。
その後、結婚を機にアフリカのマラウイ共和国へ赴任しました。
マラウイの人々は素朴に、そして懸命に生きている方が多い印象でした。
マラウイでは国際協力関係を目指し、大学院に留学したり、
NGOや国際協力機関へ就職される若者達とたくさん出会うことができました。
そんな彼らに刺激を受け、
自分でもできることを、小さい事でもいいからしてみたいと思い、
長年の夢、目標であった
「ヨガインストラクター」の資格を取得しました。
「ヨガを通して人々の健康促進、そして支援に繋げる」
という目標を持ち、活動を少しずつ始めていきました。
マラウイ帰国後は、2021年から東ティモールへ赴任しました。
東ティモールはまだ若い国で、政策や医療など、多くの課題がある国です。
東ティモールでは、ヨガとイラストを通して寄付活動を始めました。
ヨガレッスンでは、受講者の方々自身に、支援したい団体に寄付をして頂く
システムも取り入れるようにしました。
日本の特別支援で手作り教材を作っていた経験も生かすことができ、
現地の子ども達に塗り絵やtetun語教材を使用して頂けました。
また、個人的にポストカードが大好きなので、
東ティモールのイラストポストカードを販売し、寄付にあてることにしました。
東ティモールには国際協力機関やNGO、個人で活動されている方も多く、
現地の人々のため、国の発展のためにご尽力されている姿を
直接見学させて頂いたり、お話を聞くことができました。
いつしか私は
「途上国の人々の支援」も大切だが、
「途上国支援に関わる方々への支援」も
すごく大切だ、と思うようになりました。
私自身が行けない場所で、
私ができないことをおこなって下さっている方々
その方たちの生活保障も是非守られて欲しい。
支援に携わる方々の健康、安全が、途上国の方々への支援にもつながる
と強く実感したからです。
金額的には大きくないかもですが、
ヨガレッスンを受けてくれた方の
「初めてNGOに寄付をしました」という声や
様々なNGOの存在や活動を知り、支援先を選ぶ、という行為
これが、ヨガやイラストなど、ちょっとした身近なことでできる、
そうゆう支援の形を少しづつでも続けていけたら、と思います。
残念ながら私の周りには、まだまだ
発展途上国の存在、NGOの活動が遠い、全然知らない、という人々も多いです。
貴重な国に住まわせてもらい、
そこで一生懸命生きる人々、
そして支援に携わる多くの人々と出会わせて頂いた
私の使命として
(勝手な思い込みかもですが、それでよいです。)
自分自身ができること、
小さいことに大きな愛をこめて
続けていきたいと思います。

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